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なぜインプラントにはチタンが使われるの?

歯科用インプラントにチタン(Ti) が使われるのには、医学的・材料学的にいくつもの理由があります。それぞれを説明していきましょう!
生体親和性が高い(骨とくっつく)

- チタンは体に埋め込んでも拒否反応が少ない金属です。
- 特に大きな特徴は オッセオインテグレーション(osseointegration) と呼ばれる現象があります。
→ チタンの表面に自然にできる酸化膜(TiO₂)が骨と化学的・機械的に強固に結合します。 - この「骨と直接くっつく」性質が、インプラントを顎の骨に固定するのに理想的です。
腐食しにくい・長持ちする
- チタンは空気中や体液中で安定した酸化膜を作り、サビにくい。
- 口腔内は唾液や食べ物による電解質環境で腐食リスクが高いですが、チタンは非常に耐食性が高いため数十年単位で安定します。
機械的強度があるのに軽い

- 鉄やステンレスと比べて比重が小さく軽く、それでいて引っ張り強さ・疲労強度が十分にあり、咬合力に耐えられる。
- 強度と軽さのバランスがよいです。
加工がしやすく安全性が高い

- 歯科インプラントに必要なネジ構造や表面処理を行いやすい。
- 医療用金属として長年使われており、安全性のエビデンスが豊富です。
代替材料との比較して
- ジルコニア(セラミック)インプラントも最近は登場しているが、まだ歴史が浅いです。
- ステンレスやコバルトクロム合金は強度はあるものの、生体親和性や腐食耐性が劣ります。
- そのため「骨と長期間安定して結合しやすい」という点で、今なおチタンが主流です。
まとめると
チタンは「骨とくっつく」「腐食しにくい」「強くて軽い」「安全性が確立している」ため、インプラントの理想的な材料として選ばれているわけです。